2015年5月1日金曜日

つながる空とスローな時間

5月1日です。
4月からちょっとヒマをしている予定だったのですが、思いのほかもりだくさんになって、あっという間のひと月でした。


桜の季節の仕上げは八重桜。
見るのも美しいけど、昨年から、見るより採るほうに夢中です。




桜染めの木花工房さんが取り組んでいらっしゃる、桜の塩漬けと桜ジャムづくりのお手伝いにうかがいました。桜を摘むのに木に登ったりもして、とてもたのしいのです。友人たちも来てくれて、みんなで桜を摘み、仕分け、花びらをとるなどなど、こまやかな手仕事に没頭しました。5月は塩漬けを干す作業があるので、それもまたたのしみです^^

そして春のめぐみは本当にゆたかで、つちのと舎の裏山も勝手にいろいろ生えてきて、食卓を賑わしてくれます。


セリとミツバ

塩田の家の裏山から移植したミズも元気に生えてきた!


そして、田んぼの仕事。近所のおじさんたちと「いで」掃除をしました。
なかなかの重労働でしたが、水が通るようになると気もちいいです。




4月26日には「食の杜」で『かやぶき春まつり』がひらかれました!
食の杜で営業している、日登の郷、奥出雲葡萄園、室山農園、杜のパン屋、豆腐工房白うさぎの美味しい食がかやぶきの家のまわりに大集合して、ライブとともに楽しもうという趣向。なんとこのライブに下北沢からソムタムタイムスが来てくれました♪



我ら陽気でゆかいなソムタムタイムス♪

東京の空とつながっている、そういう歌にじわーん

下北沢のタイ料理屋ティッチャイの名物!「元気棒」も販売


ライブの後は出雲大社参りへGO!

稲佐の浜の夕陽

三瓶ふたりの向こうに見える三瓶山

3月に雲南市民演劇『Takashi』の公演で帰ったとき、久しぶりにティッチャイに食べに行って話して、軽い会話から実現して、本当にうれしいことでした。下北沢の空と雲南の空のつながりがより強く感じられます^^



さらに、びっくりな流れが。

それはアースデイの日でした。出雲大東駅で仲間とミーティングしていたら、おっちラボにお勤めの古津さんと知り合いまして、彼女から「辻信一さんはご存知ですか?」と。本も読んでいるし、何度か講演も聴いているので「知っているよ〜」と答えたら、「来週、雲南にいらっしゃることになって・・・」と。

手伝うよ!ということから、4月28日(火)の夜、
つちのと舎で交流ごはん会をひらかせていただきました。



東日本大震災のあとから移住までの間に、非電化工房の藤村先生、江戸学の田中優子さんとの対談を聴きに行きました。
移住すること、暮らしが変わることは、肚の底からそれがいい!と感じていても、やっぱりこわいものでしたが、辻さんたちのお話しは私たちの選択にイエスといって背中を押してもらうようでした。
それから4年。こうした形でお会いでき、島根の友人たちや島根食材たっぷりの持ち寄りごはんとともに感無量なことでした^^



翌日のランチは食の杜のかやぶきの家をお借りして、佐藤忠吉さんとの対談ランチとなりました。日登の郷の三輪会長や室山農園の井口先生や市役所の部長さんに加えて、若い人たちが集まって、煮しめや焼き鯖寿司など、雲南の伝統食を楽しみながら、こちらもとても良い会となりました。

ご縁ってありがたいなぁ・・・とつくづく思ったできごとでした。

そんな風に4月がすぎて、今日は私たちが借りている田んぼに水を通す作業をしました。


























水路と田んぼの間に休耕田があるので、パイプを使おうとしていたのですが、手探りで掘っているうちに水が通ってくれました^^



























草を刈って、水を張ろうとしている休耕田にはかわいらしいスミレがたくさん咲いています。まわりの休耕田は大草が生えたままだけど、あれも刈ってあげられるといいなぁ

ゆっくり 少しずつ やっていこう

2015年4月4日土曜日

春ですね

今年の春分の日は北大西洋で皆既日食となった新月の翌日。
日の出を田んぼで迎えました。



家の前の道と木次線の線路を渡ると、久野川沿いに休耕田があり、今年はそのうちの2枚をお借りして、田んぼをはじめます。秋ごろから浩己が草刈りをするなどして準備中です。(写真にうつっているのはお隣の田んぼだけど)

そのままお散歩してみました。

近づいても逃げない鴨たち

太陽のもとに浮かぶ清久山
木次神社の静謐














春めいてきたなぁと思いつつも、朝はまだまだ寒くて、霜のオブジェもいろいろ


雲南の桜の季節の訪れを告げる、大東・春殖の河津桜


春の雲南は桜だけではなく、菅谷たたらの桂の芽吹きも見もの。
赤い新芽が夕陽を受けると、たたらの焔のように燃え立ちます。
新芽が赤いのは3日ほど。
たたらの操業も3日3晩といわれ、符合する時間に古代ロマンを感じたりも。


そして木次の斐伊川土手の桜!





今日と明日は桜まつり。今晩は花火もあがる予定です。
心配されていた天気もなんとかもっていて、このまま明日まで「神様おねがい!」な気もちです。

花火の後の皆既月食も見れたら、最高だなぁ


・・・その後・・・


このあと大雨になりましたが、花火は見れました^^

2015年2月25日水曜日

ふんわり わくわく

数日前に春一番が吹いて、暖かい陽ざしがうれしいこの頃です。
40年前は今日、2月25日に吹いたらしく・・・その春一番の日に生まれて以来、おかげさまで太陽を40めぐりし
ました。


孔子のいう「不惑」というヤツなわけですが、どういう意味なのかグーグル先生に聴いてみました。


「四十にして惑わず」
(「論語・為政第二」より)

「あれこれ迷うことがなくなった」という意味。
これは「狭い枠にとらわれることなく、自由に物事を見ることが出来るようになった」というような意味で、単純に「自分の道に疑いなく進む覚悟が出来た」という意味合いとは少し異なります。
「何が起きても動じることなく、それを受け入れる自由さを持ちなさい」という意味です。

なるほど。
昨年9月の雲南市民演劇『Takashi』の公演以来、「このことがどんなよかことの種になるか、わかりませんけんのー」というセリフが大好きなんですが、ちょっとそれと通じる気がします。きっとそう思えたら、何事もふんわりわくわく受け入れられるかも・・・

「ふんわり わくわく」受け入れる、そんな「ふわく」でいきたいものです。

 * * *

さて、つちのと舎の方はというと、のんびりちょこちょこひらいています。
1月20日(火)新月には、『スーパーローカルヒーロー』の上映&ごはん会をしました。


尾道でCDショップを営む信恵さんというおじさんのドキュメンタリーです。東日本大震災の後、避難者の受け入れや東日本の子どもたちの保養に取り組まれていて、少しですが活動へのカンパなどをしていたのもあって、上映をさせてもらいました。

映画の後、ゆたかな持ち寄りごはんの食卓を囲むのも幸せなひとときでした^^

映画『スーパーローカルヒーロー』
 http://superlocalhero.com/


 * * *

また、2月19日(木)新月・旧暦元旦には、『ホピの予言』の上映&ごはん会をひらきました。


「ホピ」とはアメリカ先住民ホピ族のことで「平和」を意味しています。

広島・長崎に投下された原子爆弾は、ホピ族が住まう聖地から掘り出したウランで造られたものでした。そして、ホピ族にはこのことが予言として伝わっていたのでした。

1986年に製作されたこの映画は、時代の流れの中で環境問題や精神世界に関心を持つ方々によって途切れることなく見つづけられています。近ごろ、ホピ族の長老方の伝統的なものの見方を学び、地球の上に生きる者として平和に暮らすための教えがまとめられた「テツカ・イカチ」の日本語版も刊行されました。


うちにも「テツカ・イカチ」が届いたのを機会に、久しぶりに見てみると、感じ方が変わっていたりして、この映画はたびたび見たいものだな、と思いました。また、本と一緒にLand and Lifeさんが制作された東日本大震災を祈念する「大地といのちの祈り〜地球と共に生きる〜」も届いて、こちらは3月11日に会をひらいて見たいと思っています。


月に1回ほどのペースですが、こうした会を続けていきたいと思います。協力してくれる友人や集まってくれる皆さんに感謝です☆


 * * *


そして今チカラを注いでいるのは、雲南市民演劇『Takashi』の下北沢公演です。




雲南市出身で、長崎で戦中戦後を生きた永井隆博士は、原爆で最愛の妻を失い、自らも白血病に犯されながら平和を訴える言葉を書き続け、幼子ふたりを残して亡くなりました。科学者として、医師として、父として、そして神を信じるものとして、隆は後世に何を遺そうとしたのか…博士の生涯を、現代を生きる者たちが辿る物語です。

昨年秋、私も参加している雲南市民演劇が雲南と益田で上演し、1500名の観客を動員して大きな話題を呼びました。
脚本・演出を担当した高校教師・亀尾佳宏さんが日本出者協会の若手演出者コンクール最終審査に進出し、下北沢で公演することになりました。


原子力や戦争、平和と向き合うこの劇を東京の友人たちにも見てもらいたいと思っていたので、このたびのことは、すごくびっくりで、すごく嬉しい!今回は舞台には上がりませんが、広報などの制作スタッフとして参加して、下北沢に帰ります。

東京の友人たちがチケットを求めてくれたり、チラシ配布を手伝ってくれたりするのも本当にうれしくて、こういう形で雲南と下北沢がつながるとは^^


ぜひたくさんの方に観に来てもらいたいとおもいます。
チケットの予約は私に言っていただければOKですので、よろしくお願いします☆

つながるすべてにありがとう
〜 Aloha 'Uhane 〜

2015年1月8日木曜日

2015へ

新年も早一週間が過ぎて。
今年のお正月は喪中なので祝事はせずにほぼ家に籠ってましたが、大晦日に急上昇した模様替え熱がいまだ冷めず、ここもあそこもと手を出しています。

引っ越してきたとき「とりあえず」バタバタと片付けたけど、暮らしてみると、あれはこっちにあったほうがいいなーとか、これはあっちでいいなーとかわかってきたので、今回はそれをアジャスト。何事もやってみなくちゃわからないことがあるもので、アジャストって大事だなぁと、使いやすくなってきた部屋で思うのでした。

こうして片付けに熱が入るのには一つわけがあって、今年しっかり準備して、民泊を始めたいと思うからです。そのために家の内外を片付けて、お風呂を修繕して・・・と考えています。

民泊をしたいということは移住して来た時から言っている気がするのだけど、具体化していくための気力を高めてくれたのは、12月に島根大学でひらかれた有機農業学会でした。

「農・食・からがつながるー島根の女性たちに聞くー」というセッションに参加して、社会学者の靏理恵子先生のコーディネートのもと、江津のNao Farmの深町直子さんが農から、大田のアンテナカフェ・ハレの日の和田裕子さんが食から、雲南の私が体からお話しさせてもらいました。





「島根の女性たち」ということで、私も島根の女性になったのだなぁと感慨深く、さて何を話したらいいものだろうか?といろいろ考えました。

そもそも有機農業とのつながりを振り返ってみると、母が生協の共同購入をしていたことと、「美味しんぼ」の漫画が出てすぐから愛読していたことのせいか、いつの間にかつながっていて、自分が食材を用意する立場になった(大学4年、アメフトのトレーナーで栄養担当をした。)ときには、ごく自然にできるだけそういう食材を集めるようにしていたなぁ、と。

長らく有機農業を推進してきてくださった方々が蒔かれた種をいつのまにか受け取って、体のことをしているうちに自然とつながった今の農ある暮らしに改めて感謝して、今度は自分が辿ってきた体・食・農の道をひらくことが役割なのかな?と。

そして年末、仕事で東京に帰ってしばらく滞在して、祖母を見送り、家族や親戚、友人たちと会い、久しぶりに大好きな東京の景色も見ることができました。

(高尾山からの日の出。祖母も好んで見に来ていたらしい)


 東京も島根も好き。
 だからこそ、つなぐ場をつくりたい。

来年の今ごろ、どうなっているかな?
ちなみに去年の今ごろはまだこの家と出会ってなかったんだよね^^


つながるすべてにありがとう。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2014年12月8日月曜日

珈琲手網焙煎ワークショップとカカオラボ

チョコレートをカカオ豆からつくるカカオラボさんの島根ツアー。
7月にご縁をいただいて、雲南ではうちでひらかせてもらいました。

そのときのご縁から、今回、チョコレートづくりはアシェットさんでひらかせてもらうことになり、つちのと舎では珈琲の手網焙煎ワークショップをすることにしました。7月にいらしたとき、(主に浩己が)習って、我が家の珈琲環境は格段によくなり、いつも美味しい珈琲をいただけるようになって、日々の幸福度がぐんとアップ。そんな幸せをお裾分けしたく、企画してみました。


天気にめぐまれ、縁側と庭での開催。
まずはカカオラボのたけっちさんの説明を聴く。



216式焙煎器をシャカシャカふって焙煎。


炒り加減を味見したり

珈琲の美味しい淹れ方も教わります。





杜パンカフェさんにお願いした、
スペシャルサンドウィッチと珈琲。

しあわせなランチ☆
みんなでおしゃべりしながら、たのしみました^^

 * * *

そして午後からは三刀屋のCafe Assietteさんでカカオラボ!


まずはカカオ豆の焙煎から。小学生もたのしく参加♪











焙煎できました♡

カカオ豆の殻をむきむき・・・


カカオ豆をすりつぶし、湯煎したカカオバターを加えてトロトロにして、テンパリング。

キッチンでは店主の留美ちゃんができたてチョコレート入りパンケーキを焼き焼き


チョコレートを型に流し込み、トッピング。
だれもが童心にかえった笑顔でした^^


とってもあったかい雰囲気


チョコレートできた!

チョコレート入りパンケーキにチョコレートをトッピング。
パティシエ留美ちゃんの手さばきがお見事☆



たけっちさんが淹れてくれた珈琲と一緒にいただきました。

とってもたのしくて美味しい一日♡

参加してくださった皆さま、
たけっちさん、たまごさん、Assiette留美ちゃん、
ありがとうございました☆

2014年12月1日月曜日

『脱資本主義宣言』著者と語らうこれからの暮らし

東京から、友人の鶴見済さんと小椋優子さんがやってきた!


























JR木次線の汽車に乗って、日登駅に到着。

お二人とは2007年冬にひらかれた、小沢健二の
『「おばさんたちが案内する未来の世界」を見る集い』で知り合いました。
私(裕美)の人生に大きな影響をくれたあの上演会の主催者で、
気流舎や高尾山や畑会議などなど、その後、いろいろなことをご一緒したのでした。

鳥取の過疎地で育った小椋さんの言葉は、
田舎への洞察を深くしてくれたし、
移住直前に鶴見さんがかけてくれた言葉には、
本当に勇気づけられた。

そんな二人が雲南に来てくれるのがうれしくて、うれしくて。
雲南のオルタナティブスポットを中心に巡るなどしました。

◆ 山王寺(雲南市大東町)の『里山ハウス』



NPO法人エコビレッジ研究会の多久和さんが、「里山暮らし研究所」として、
オフグリッド(電力会社の電気を使わないこと)して暮らしていらっしゃいます。

電気は太陽光と風力でまかない、
お風呂は竹ボイラーでわかし、
暖房は薪ストーブ!

理想的な暮らしをはじめられた多久和さんと、
軍需産業のために戦争がなくならなかったり、
製薬会社のために病院ではたくさん薬を出されたりっておかしいよね?とか、
そもそも交換の道具として使っていたお金に、
使われるような生活っておかしいよね?とか、
いろいろおしゃべりをして、共感して、意気投合して、
とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。


◆ だんだんしょくどう (佐世だんだん工房)








ランチは友達の三原綾子ちゃんが月2回ひらいている「だんだんしょくどう」へ。
昨年、Uターンしてこられた綾子ちゃんのつくる野菜料理は体にやさしいごはん。
今回は綾子ちゃんのご実家の休んでいた田んぼを復活して育てた、
イセヒカリのごはんがメインディッシュ!
私たちも田植えを手伝いに行ったので感慨ひとしお。
かまどで炊かれたごはん、とってもおいしかった。
野菜も地域で自給されたもので、自給率100%ごはん。
ほんとうのゆたかさって、こういうことなんじゃないかな?


◆ 『脱資本主義宣言』著者と語らうこれからの暮らしの会







『つちのと舎』として、最初にひらいた会がこの会になったことで、
やっぱり私たちはこの道なんだなと思いました。

持ち寄りごはんをたのしみながら、
鶴見さんのお話を聴いたり、それぞれの想いを話したり・・・
こうやって人が集い、話し合うことで、変化の波は広がっていく、
しなやかでつよいチカラがこうした場で生まれると信じています。


◆ 飯石小学校の平和学習発表会








永井隆博士の母校、飯石小学校の平和学習発表会を見せていただきました。
永井博士は雲南市出身。長崎で放射線の医師として戦中・戦後を生きた人。
レントゲン治療のため被曝し、原爆に被爆し、余命いくばくもない中、
平和をうったえる言葉を記しつづけました。
そうした永井博士の想いを受けて、こちらの学校ではとても丁寧で深い、
平和学習に取り組まれています。
子どもたちの真っすぐな言葉の数々に涙して・・・
小さな学校だからこそできる、大きな学びを強く感じました。


◆ 食の杜


木次町日登地区では50年以上前から有機農業に取り組まれています。そして自立した地域づくりにも。『地域の力』という本の第1章にはそうしたことが書かれているのですが、2008年にひらかれたヘレナ=ノーバーグホッジさんの来日イベントでそのことを取り上げていて、そのイベントを手伝っていた私は、そのころ自分が木次に住むようになるとは夢にも思っていませんでした。そして、あのイベントでもご一緒したふたりを食の杜を案内する日が来るとは!
写真を撮り忘れてしまったのだけど、木次乳業創業者の佐藤忠吉さんともお会いできて、お話ししたり、本をいただいたりできてとてもうれしかったです。
太古の昔からこの地で崇められてきた室山にもご挨拶。

お二人の来訪であらためて雲南のいいとこに気づいたり、
つながりを広げたり深めたり。

ふだんは離れた場所にいても、同じことを大事にしている仲間がいること、とてもしあわせにおもいます。